6/21SHEA STADIUM
ブルックリンの寂れた裏道。看板も何も無い。ただの鉄扉を開けて階段を上がると、小さな椅子に腰掛け"モギリ"が待ち受けていて、やっとここがライブハウスだとわかる。
キャパは100。アパートの1フロアーをぶち抜いて、とにかくステージだけはつくった!みたいなハコ。装飾なんてものは皆無で、隅で冷蔵庫を従えて兄ちゃんがビールを販売しているだけ。一応受付で年齢チェック(アルコール提供は21歳以上)をしているが、明らかにカタチだけ。21歳以下お断りのライブハウスが圧倒的に多いNYで、これは大変に貴重で大切にしたいハコである。ちなみに我ホーム、GOODBYE BLUE MONDAYも年齢チェックは無い。
通常この程度の広さだと、PAはヴォーカルを拾うのみだが、ここはドラム、ギター、ベースもきっちり拾う。前に一度出演しているのだが、出音が圧倒的にいい。小さなギャラリーや屋上で、生ドラムにギターアンプ直ってライブは、いかにも人間を鳴らしているような面白さがあるが、このようなハコで爆音で、まさにロックを轟かせる醍醐味はやっぱ最高だわな。
辺りがやっと暗くなった午後9時、共演するJAPANTHERの機材車に、アンプとドラムをなんとか押し込ませてもらい、現場へと向かう。ちなみに現在ベースのラリーとは、アパートもシェアして同居中。
ラリー!!!!!
KSR、JAPANTHERともに2ピースバンドだが、機材はきっちりある。大型アンプ4台にドラム2セット、それを2階のアパートから搬出〜ぎゅうぎゅう汗だくの車で10分も走ると到着〜SHEA STADIUM=2階への搬入。エレベーターなんてある訳も無く、大変な重労働である。しかもこの日、前出のGOODBYEでイベントがあり、4曲だけではあるが、一本ライブをやっているのだ。…まじでメンバーを増やしたくなる瞬間。
GOODBYEでの一撃!!!!!
全4バンド中3番手。7割程度は埋まったか。23:00爆発開始。
LET THEM TAKE YOUR UNDER
EXPLOSION
と言う、ここ最近確立して来た流れで入る。
EXPLOSIONでは早くも激しいモッシュ発生!!!!!
LET GO
NINGENでは客席にダイブ敢行!!!!!そして落下!!!!!
あとは良く覚えてない。
ただただひたすらにぶっ弾きぶっ叫びまくって…
ラストはVOLCANO!!!!!
来た来た!アンコール!
HOLD ONで大団円。
快心の一撃!!!!!
ライブあと10代だと思われる男3人組が、こんなん観たことないっす!まじで!一緒に写真撮ってもらえるっすか?と言いに来てくれたかと思うと、かたや、おっさんがギター談議を迫って来たり、お姉さん方がCDを買って行ってくれたりと、そのロック層の広さと深さには毎回感動する。
そして当たり前過ぎることなんだけど、自分達が納得出来るブッキングとライブを積み重ねて行けば、妥協無く積み重ねて行けば、必ずや、このNYでも突き抜けられると確信している!!!!!
それにしても片付けやばかった。しんどかった。