土曜の夜21:00過ぎ。閑静なQueensの一角にあるBarn=小屋に、わらわらと人が集まって来る。その年齢層が若々しい。今夜は貸しスペースに機材を持ち込んでの企画イベントだから、バーやクラブのように、酒を提供出来ぬ"21歳未満お断り"の入店制限が設けられていない。とは言え皆飲むし、煙草ほか多分にフリーな状況。
木造なんだか鉄筋コンクリートなんだか、最早よくわからないボロボロ剥き出し、ガラクタと落書きでぶん殴られた、一階キャパ100ほどの広間がライブスペース。暗い地下には手づくり感120%超えのバースペース。ライブスペースには、音響システムがかろうじて用意されてはいるけれど、拾うのはボーカルとバスドラム程度。
演者割1$のバドワイザーを散々に飲んでいると、やがて1バンド目。待ってましたとばかり客席には、音にリズムに熱に炙られて“とにかくもう暴れたくて仕方ない空気”が充満!充満!充満!充満!!!!!爆発!!!!!!!!!!!
かけまわり転げまわり飛び跳ねて持ち上げて押し合いへしあいぶつかってぶつかって!!!!!それは2バンド目でさらにエスカレートして!そしてまだ!まだだ!行け!行くぞ!KenSouthRockでさらに!“人間やりたい”でさらに!マグマの大沸騰!!!!!そしてとどめはアダムが『皆で演ろうぜ!!!!!』と雄叫び開始された“Hold On”!!!!!無限の大合唱!!!!!これぞまさにの大絶頂!!!!!!!!!!
やがてドラムは解体され、バスドラムがスネアがシンバルが小屋のいたるところでぶっ叩かれ!渾然一体ぶっ弾き!渾然一体ぶっ叫び!渾然一体ぶっ共鳴!!!!!!!!!!
夢うつつ
夢うつつ
終わらない旅の途中
夢うつつ
夢うつつ
世界がいま広がる重なる
うなされていよう
覚まされないよう
うなされていよう
ふたり
ココロ
鳴らして